Ｔ君「ボーナス成立しても目押しはあせらずにね(笑)」

ふち〜「分かってるよ。なんとしてもＶを一直線に揃えて、あのかっこいいボーナスＢＧＭを聞いてやる♪」

さぁ、いよいよパチンコホール開店の時間です。目押し練習徹夜明けのふち〜とＴ君は一週間前と同じように並んでサンダーを打ち始めました。

２回目のパチスロという事もあり、前回とは違いふち〜は少し自信有り気に戸惑うことなくコインを購入･･･そして打ち始める。

おお〜、やっぱりテレビゲームより実機の方がＶが見やすい(￣ー￣)ﾆﾔﾘ　目押しが出来るようになったふち〜は、初打ちの時とは違いテンションが高めです♪

なんとか、ボーナスが成立してＶを止めたい･･･しかしボーナス成立を強く願っているものの、ふち〜の気持ちとはうらはらに、なかなかボーナスが引けない･･･。

ふち〜の財布の中がそろそろ寂しくなって、顔にあせりの色が出てきた頃(多分、一万円ほど使ったと思います)、リールがピカピカ激しくフラッシュ！(ﾟДﾟ;)

隣にいたＴ君が興奮しながら、

Ｔ君「そのフラッシュはボーナス成立したんじゃないの？！」

ふち〜のテンションは最高潮に達しました。

ふち〜「よし！Ｖを止めるよ･･･」

高速回転している左リール３連Ｖを慎重に目押し･･･すると、３連Ｖが綺麗に枠内に収まったじゃありませんか♪

ｷ…(-＿-)ｷ(＿- )ｷ!(-　　)ｷｯ!(　　　)ｷﾀ(.　　ﾟ)ｷﾀ!(　ﾟ∀)ｷﾀ!!( ﾟ∀ﾟ )ｷﾀ━!

ぐおおお〜〜〜･･･ふち〜は昇天寸前･･･(TдT)　　 緊張しながら、次に中リールを止める･･・･･････あれ？Ｖが止まらない･･･。

気を取り直して、もう一度慎重に目押しするもののやっぱりＶは一直線に止まりません･･･なんで？( ; ﾟДﾟ)

すると、Ｔ君は申し訳なさそうに･･･

Ｔ君「ＢＡＲなんじゃない･･･？ひょっとして･･･」

ふち〜「え？ＢＡＲって何？ＢＡＲなんて止める練習してない･･･というかＢＡＲなんて小さい絵柄見えないんですけど･･･」

Ｔ君「･･････ＢＡＲを目押ししていい？」

ふち〜は、戸惑いながらもＴ君に目押しを頼むと、見事に一発でＢＡＲが一直線に揃いました。

むぐ･･･なんでＢＡＲなんだよぉ〜･･･せっかく徹夜でVの目押しの練習したのに･･･(´Д⊂ｸﾞｽﾝ

ＢＡＲで得たコインで、なんとかＢＩＧを引きたい･･･いや、引けるかもしれない･･･うう･･･もうコインがなくなってきた･･･。

ふち〜の必死の願いも通じず、結局持ちコインは底をつきＶを一直線に揃える事が出来ずに、資金不足のためにリタイアするハメに･･･２度目の負けです｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡ うえええん

この時、ふち〜は誓いました･･･もう２度とパチンコホールには行かない･･･じゃなくて、いつか絶対Ｖを止めてやる！！ヽ(`Д´)ﾉｳﾜｧｧｧﾝ

負けて家に帰ってから、未練タラタラで再び『テレビゲームでパチスロ』を始めたというムナシイ思い出だけが残りました･･･。

こんな最悪の２連敗を喫したのに、なぜかこの日を境にパチスロにのめり込んで行くふち〜でありました。

(未だに、なんでパチスロにハマっていったのか全く分かりません･･･)

続く･･･