生まれて初めて

ホールを後にした二人。本日打ち始めの時の興奮は冷め切っていて冷静な状態に戻っていました。

ふち〜「とりあえず勝てたけど・・・なんか腑に落ちないね・・・本当にセット打法で当たり引いてたのかな・・・?」

T君「おれの台さ・・・小役の落ちが異様によかったんだけど・・・。お互い高設定だったんじゃないの?」

ふち〜「やっぱり?ふち〜もそんな気がする・・・」

T君「大体さ、BIG直撃打法なんて知ってたら、おれは2万では売らないよ・・・冷静に考えたら。」

ふち〜「はぁ〜・・・、やっぱりそんなうまい話なんてないね。あぁ〜・・・セット打法購入で一万使ったから、今日はマイナス収支だよ。」

T君「詐欺でしたね・・・生まれて初めて詐欺にあったよ・・・ムカつくねぇ〜・・・2万円騙し取られたよ・・・まぁ、考えようによっては2万円で済んだけどさ。」


ここで、セット打法購入からガセと分かった瞬間までの二人の心理描写をまとめてみると、

『セット打法情報を見つけて興奮♪』→『2万円なら買える金額だし、まぁ・・・ガセでもいいか』→『やっぱりガセ・・・2万円なら騒ぎ立てる事もないか・・・』

という具合に、まんまとセット販売業者の心理システムに乗せられたというわけです。ホントうまく出来てるなぁ〜。

どちらかというと二人とも警戒心が強くて石橋を叩いて渡る性格なんですが・・・見事にやられました。

ちなみに、この一ヵ月後、現役設定師のパチスロ必勝法に『攻略販売サイト』のコンテンツが更新されていました・・・むぐ・・・( ;´Д`)いやぁぁぁぁぁー!

しかし、本当にすばらしい心理システムみいたいですね・・・セット情報を買ってから5年経ちますが、

このコラムを書いてる最中にGoogleでその攻略販売サイトを検索したら、検索結果TOPで出てきましたよ(笑)(゚Д゚;)


詐欺に遭ってからもパチスロを打ち続けてはいたんですけど、相変わらずバイト代が湯水のようにコインサンドに流れる日々が続いていました。

ふち〜「やっぱり、パチスロって勝てないね・・・少なくともパチスロやり始めて2年で20万前後は負けてると思うよ・・・

    でもさ、インターネットをしてたらスロプロのHPとかあったよ。勝つためのキモの部分は書かれてなかったけど。」

T君「なんか勝つ方法はあるんでない?ん〜・・・・・・・・・・そうだ!イベントの時だけパチスロ打てばいいんじゃないの?少なくとも負ける確率は低くなるハズだしさ!」

ふち〜「おお〜〜〜!!それいいね♪すげぇ、いい考えだよ。そうしよう♪」

実は『イベント・新台入れ替えの時しか打たない』という立ち回りは、ふち〜が考えたのではなくてT君が考え出したんですよね(笑)。

二人ともパチンコ屋が30軒前後ある繁華街の近所に住んでいたので、イベントには困らないという絶好の環境がこういう立ち回りを考案させたと思います。


パチスロを打ち始めて2年、ふち〜とT君は立ち回りという概念がようやく出来上がってきたみたいです。




続く・・・




□『プラス収支』へ



■TOPへ